瑞牆山(みずがきやま):日本百名山・山梨百名山
ノコギリのような大小様々な形の岩が切り立つ奇峰
秩父連山の西端に位置し、北杜市のシンボルになっている、標高2,230mの花崗岩山。
まるでノコギリのような独特のギザギザ頭は今から2万年以上も昔の火山活動の名残で、その大小様々な形の岩が切り立つ山頂は、奇峰の名にふさわしく、大小の奇岩にはヤスリ岩、弘法岩、十一面岩などの名前が付けられています。
「弘法岩」からもわかるように、瑞牆山は弘法大師が修行した山と伝えられ、弘法岩の基部にはカンマンポロン(不動尊大日如来)という梵字のようなものが刻まれており、弘法大師が彫ったものだとも言われています。
【瑞牆山の名前の由来】
みずがきとは、神社の周囲に巡らす垣根のことで、もともとは「瑞垣」とも「瑞塁」とも書き、近くの金峰山と同様に古くから甲州修験道の中心として登拝されていました。
【登山情報】
日本百名山 海抜2,230m
中級者向き 徒歩往復5時間30分(登り3時間30分ほど)
ハイキングに最適の時期はシャクナゲの咲く6月、または秋の紅葉の季節。日帰りのハイキングもできますが、山小屋で一泊して翌朝の御霊光を眺めたり、また、金峰山や小川山へルートをのばすのもよいでしょう。 天気が良ければ、山頂から富士山(3,776m)、南アルプスの山々、そして赤岳(2,899m)や編笠山(2,524m)をふくむ八ヶ岳が四方に望めます。
瑞牆山へは、麓の瑞牆山荘から中腹にある富士見平小屋まで登り1時間ほどをかけ、小屋から更に1時間半ほどで登頂できます。
瑞牆山荘へは増富ラジウム温泉峡から本谷釜瀬林道を通って車で行けます。日帰りも可能ですが増富ラジウム温泉峡・黒森で一泊して温泉で疲れを癒されることをおすすめします。
住所 | 山梨県北杜市須玉町 |
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アクセス | 【車】中央道須玉ICから約50分 【電車】JR韮崎駅から峡北交通バス・みずがき山荘行き「みずがき山荘」下車(期間限定) ※登山口である瑞牆山荘、またはみずがき山自然公園へは、クリスタルラインという林道を通行します。こちらの林道については以下の通行規制があるため、ご注意ください。 1.気象等による通行規制 大雨(時間雨量10mm以上、連続雨量50mm以上)及び震度4以上の地震で災害が予想される際については通行止めとなります。 また、冬季には閉鎖(例年11月下旬~ 4月下旬頃・日程は道路状況により変わります)されますので最新情報をご確認ください。 2.制限速度 ほとんどが林業用の道路であり、一般道に比べ道の勾配、カーブが急になっていることから安全速度は時速20kmに設定されていますのでスピードの出しすぎに注意してください。 3.利用車両の制限 一部の林道を除き、道幅が狭く、すれ違い、Uターンが難しいことから11人乗り以上の大型車両は通行が出来ませんのでご注意下さい。 【林道に関するお問合せ先】 県営 中北林務環境事務所治山林道課(施設管理担当) 電話番号:0551-23-3863 |
駐車場 | 瑞牆山荘付近:100台 みずがき山自然公園:100台 |
関連サイト |
瑞牆山(ほくとの山歩き)
林道情報(中北林務環境事務所治山林道課・施設管理担当) |