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北杜市観光協会の国際交流

現在、北杜市観光協会では、マディソン郡国際交流委員会の仲介により、山梨県北杜市と米国ケンタッキー州べリア市及びリッチモンド市との永年にわたる交流関係を基盤に、観光による交流を促進していくことで合意しお覚書を締結しています。また、台湾・台中市との覚書も締結し、観光資源のPR や観光プログラムを協働して構築してまいります。
これを受けて、この場所を使って、日本の皆さんに各国の情報を発信してまいります。

北杜市観光協会の国際交流

北杜市観光協会と米国ケンタッキー州べリア市およびリッチモンド市との交流

 

2022年11月8日、北杜市観光協会は、マディソン郡国際交流委員会の仲介により、山梨県北杜市と米国ケンタッキー州のべリア市およびリッチモンド市との永年にわたる交流関係を基盤に、観光による交流を促進していくことで合意し、次の内容で覚書を締結いたしました。

 

①観光情報を共有し、相互に情報発信することにより、日本と米国のマーケットに対して、各々の観光資源のPRを行うものとする。
②各々の観光資源を活かし、日米両国のマーケットに適合した観光プログラムを協働して構築することを検討する。

これを受けて、今後、本協会のホームページにおいて、べリア市やリッチモンド市の観光情報を積極的に発信してまいります。

北杜市観光協会の浅川力三会長と べリア市のエンジェル事業開発部長

リッチモンド・ツーリズムのテイタム事務局長と (右端はブライス市長)

 

北杜市とマディソン郡・ベリア市・リッチモンド市の交流

両地域の姉妹提携のきっかけは、ケンタッキー州育ちの教育者・宣教師であったポール・ラッシュ博士(1897~1979年)が、寒冷で米作に適さない清里高原に清泉寮を建設して、この地域の若者たちとともに酪農や開拓に努め、第二次世界大戦後の日本の農村復興のモデルとして多大な貢献を果たしたことに由来します。

最初の交流は、清泉寮建設(1938年)50年を記念して、八ヶ岳南麓4ヶ町村(旧高根町・長坂町・大泉村・小淵沢町)が、博士の業績を顕彰することから始まりました。
1988年10月21日、環境が似ている高根町とベリア市が姉妹提携。

 

1989年ケンタッキー州マディソン郡代表者が八ヶ岳カンティーフェア(ポール・ラッシュ祭)に招待され、八ヶ岳南麓4ヶ町村と交流を図っていくこととなり、1990年、姉妹提携。
2004年、高根町、長坂町、大泉村、明野町、須玉町、白州町、武川村の5町2村が合併して北杜市となり、2006年に小淵沢町も合併。これに伴い姉妹関係は北杜市に継承され、2006年5月18日、新たにリッチモンド市を加えた1郡2市との再提携文書をベリア市において取り交わしました。

姉妹提携以降、両地域は、相互の代表団の訪問、中学生・教師のホームステイ事業、子供絵画交流事業、芸術家交流事業などを継続して実施。

2022年11月6~10日にかけて、北杜市代表団がケンタッキー州のマディソン郡、べリア市、リッチモンド市を訪れ、コロナ禍で中断していた交流を再開するとともに、北杜市立甲陵高等学校とイースタンケンタッキー大学附属モデルラボラトリー高等学校が姉妹校締結を行い、新たに未来を担う青少年の交流を強化することとなりました。

べリア市の概要

べリア市は、米国ケンタッキー州マディソン郡にある美しい山間の町で、人口は約1万7千人、競走馬の産地として知られるブルーグラス地域(牧草地域)とアパラチア山脈西麓の間にあり、シカゴから南に飛行機と車で2時間半の距離に位置します。

クラフト(工芸)の町べリアとしても有名で、年間約30万人の観光客が訪れています。
1855年創設の私立べリア大学や大学が経営するブーンタバーンホテル(1909年建築)などの歴史的建造物が建ち並び、かつての鉄道駅舎を改築した観光局のあるオールドタウン・べリアには、手工芸品を販売するクラフトショップが集まっています。

 

ベリア市のホームページ<<<Berea Tourism | experienceBerea (visitberea.com)>>>

リッチモンド市の概要

リッチモンド市は、1906年創設の州立イースタンケンタッキー大学を中心とした学園都市で、広大なキャンパスで約14,500人の学生が学んでいます。人口は約3万6千人、歴史を感じさせる市街には、マディソン郡庁舎とリッチモンド市庁舎があります。

 

観光名所としては、18世紀後半に開拓された砦跡「フォート・ブーンズ・ボロー州立公園」、南北戦争の史跡「バトルフィールド・パーク」、奴隷解放論者カシアス・クレイの家「ホワイト・ホール州立史跡」などが挙げられます。

北杜市観光協会と台湾・台中市との交流について

2023年7月7日、北杜市と台中市政府観光旅遊局、北杜市観光協会と台中市国際観光発展協会は、両地域の観光資源を活用し、観光産業の発展を促進するとともに、相互理解と親善を深めるため、次の内容で協定書を締結いたしました。

 

① 双方は、観光交流を促進し、相互理解を深めるとともに、自転車イベントを核としたサイクルツーリズムを推進し、両地域の観光ブランド力を向上することに努める。

② 双方は、観光情報の共有や言語に配慮した公式ウェブサイト、情報誌等の作成など効果的な情報発信について連携することに努める。

 

これを受けて、今後、本協会のホームページにおいて、台中市の観光情報を積極的に発信していきます。

台中市政府との観光友好交流の促進に関する協定締結時の記念写真 。前列左から北杜市商工会長、北杜市観光協会長、北杜市長、台中市政府秘書長、台中市政府観光旅遊局長、台中市国際観光発展協会理事長、後列左から5人目 裕毛屋会長

<北杜市と台中市の交流>

両市の交流のきっかけは、2023年7月6日~10日にかけて、北杜市長を始めとする台湾トップセールス訪問団が台中市の高級スーパー「裕毛屋」において北杜市物産展を開催するために、台中市を訪れたことに始まります。

裕毛屋の謝明達会長の仲介により、台中市政府庁舎において、台中市政府秘書長立会いのもと、北杜市長と台中市政府観光旅遊局長、北杜市観光協会長と台中市国際観光発展協会理事長との間で、観光友好交流の促進に関する協定を行政及び民間レベルの両軸で締結いたしました。

北杜市では、毎年秋に「八ヶ岳高原ロングライド」を、台中市では毎年6月の世界自転車デーに「台中自転車カーニバル」を開催していたことから、両地域で行われる自転車イベントを核とした観光交流などにより、両地域の観光振興を図っていくこととしたところです。

また、2023年9月30日~10月1日にかけて、台中市政府観光旅遊局職員と台中市国際観光発展協会理事長が北杜市を訪れ、グランフォンド八ヶ岳や北杜市内の観光地の視察を行うとともに、今後の交流について意見交換を実施し、相互交流を強化していくことを確認いたしました。

台中市の概要

台中市は、台湾中西部に位置する台湾屈指の工業都市として発展。2017年に人口規模で台湾第2位の都市(約280万人)となり、台中国際空港、自由貿易港の台中港、高速鉄道の台中駅(台北駅から1時間)が位置し、商工業と物流の中核都市となっています。

台中市の魅力は、山と海に囲まれ、自然の生態系が息づくとともに、古くから保存されてきた歴史遺産や近代的な建築物などが融合している点にあります。

https://travel.taichung.gov.tw/ja/

台中市の観光名所トップ10

北杜市の国際交流情報

北杜市と各国の国際情報に関しては、下記より随時更新していきます。