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2016年04月19日

五穀豊穣 白州・花水白山神社のお神楽

4/18(月)のことですが、白州・花水にある白山大神社お神楽を見学させていただきました。

 

台ヶ原宿から長坂町清春へ抜ける坂の途中から、北側にある小山の尾根づたいに登る古道「花水坂」を辿ると、白山大神社が現れます。まず目に入るのが立派な神楽殿です。

 

こちらは「猿田」の舞。猿田とはおそらく猿田彦命(さるだひこのみこと)のことでしょう。

 

猿田彦命の舞は「高く突き出た鼻、真紅の頬、見開かれた強い眼光の面を被り大地を踏みしめ呪文を放ち邪気をはらう」のを表現しているそうです。(引用:武田八幡宮HPより)
大きな振りで右手に持つ鈴の音があたりに響くのが、まさに悪い空気を一掃するかのようです。

 

神楽殿の正面に下がっているのは本日のお祭りの演目だとか。
私が伺ったのは13時近くでしたが、まだ右から七つめ、半分以上残っています。お祭りは朝から始まっていたそうなので、お神楽とは一日がかり催されるものなのですね。
ご覧になっていた地元の方ものんびり見物されている様子。

 

次の演目は「四人剣」。この神楽は「四人が神楽歌、囃子に合わせて舞い、東・西・南・北・中央の神々を静め、舞殿を清める儀式舞い」だそうです。(引用:石見神楽公式サイトより)
剣と鈴の音が華やか!

 

神楽とは田植えの始まる前に家内安全・五穀豊穣を願って神様に奉納されるものだとか。なので毎年4月に行われることが多いようです。


白州は神楽の伝統が多く残っている土地だそうですが、明日4/20(水)は甲斐駒ヶ岳の麓にある「横手駒ヶ岳神社」で代々神楽が奉納されるようです。
今年は甲斐駒ヶ岳開山200周年。甲斐駒登山の表参道入り口、横手駒ヶ岳神社のお祭りをご覧になってみてはいかがでしょう。

>> 横手駒ヶ岳神社の代々神楽についてはこちらもご参照ください

 

さてこちらは白山大神社の背後におわします石仏さま達です。
神社なのに仏?と思われるかもしれませんが、こちらは菊理媛神(きくりひめのみこと)伊弉冊尊(いざなみのみこと)を祭神とする神社ではありますが、
白山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神社なのです。左にある石仏碑に「白山大権現」の字がありますが、これは伊弉冊尊のことでもあるとか。

石仏さま達は顔つき・表情がひとつひとつ違っていて賑やか!お神楽はいかがでしたか?今年も実り多き年になりますよう、お見守りください。

 

今回ご紹介した白山大神社の場所はこちらです。古道「花水坂」はまあまあ山道、歩きやすい靴でお越しください。


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