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2016年02月19日

八ヶ岳南麓の名水で「天然氷」作り

先週のことですが、八ヶ岳南麓で天然氷を作る「蔵元八義」さんの氷切り出し作業を見学させてもらってきました

 

林の中にどーんと現れた池には、一面ビシッと凍ったが。
朝早く、まだ日の出ない気温の低いうちから切り出し作業は始まっていたようです。

 

実は八ヶ岳南麓名水百選に選ばれた湧水群がある土地
蔵元八義さんは日本の昔ながらの伝統技術を継承し、
この名水を自然の中でゆ〜っくりと時間をかけて凍らせて天然氷
を作られているそうです

 

天然氷とは厳冬に自然の寒さだけで、じっくりと時間をかけて作った氷のこと。
水は時間をかけてゆっくり凍らせると、不純物を含まない純度の高い氷になります。
こうやって作る天然氷というのは、気泡もない透明な氷になります。(中略)

私たちが普段口にしている冷凍庫で凍らせた氷とは、くらべものにならない味とふわふわの食感は驚きです。” 
蔵元八義HPより

 

切り出しマシーンが力強く氷をカットしていくのが、かっこいい!
刃の入った深さで氷の厚さが伝わるでしょうか。

 

凍った氷は、1枚48 x 75cmの大きさにカットされます。
切り出しのラインは前日のうちに引いておくのだとか。
切り出しマシンがカットのたびに氷の屑をたくさん出すので、ラインが消えないようにホウキでひたすら掃きます。
女性がお手伝いできるのはここくらいまで…あとはひたすら力仕事です。

 

切り出された氷の塊を男性陣が池の中に入って運び出します。
ひゃー、とっても冷たそう…
この氷、重さはなんと1枚が約40kgもあるとか

 

こうして氷室の中へ運ばれた天然氷は、杉のおがくずで囲われて保管されます。
おがくずが周りの温度を吸収し発散することで、およそ1年間、天然氷を保存することができるそうです。
それでも5月頃には、約半分くらいまで溶けてしまうとか。
温暖化などの影響で天然氷は年々生産が困難になっており、昭和初期には全国に100軒近くの氷室があったのが、現在はなんと日本全国で5軒のみになってしまったそうです。

 

まだ切り出しをしない小池の氷の上に立たせてもらいました。
不純物が入らないよう、丁寧に丁寧に手入れをされた氷の透明度の高さ
まるで浮いているような心地です。
こんなにきれいで、しかも八ヶ岳南麓の名水で作られた氷のかき氷、美味しいこと間違いなし!ですね。

 


画像提供:カフェ明治学校

 

今回ご紹介した蔵元八義さんの天然氷で作ったかき氷が食べられる北杜市内のお店は3店舗
道の駅はくしゅう南アルプス・八ヶ岳の天然氷のかき氷屋」「清里駅前アンテナショップ エイトマーケット」、そして津金学校の「カフェ明治学校」です!
どちらもそれぞれ個性の違うかき氷がラインナップされるので、食べ比べてみるのも面白そう。
夏になってこの天然氷が食べられるのが、今から楽しみです♪

 

>> 南アルプス・八ヶ岳の天然氷「蔵元八義」さんの詳細情報はコチラ(公式HP)

 


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